このページの先頭

メインコンテンツ

マイブログ

<マイブログ>Vol.246 続 摂食障害(1)
<マイブログ>Vol.246 続 摂食障害(1).jpg

 心身症の摂食障害(拒食症、過食症)の治療法と言えば、これまで何度か出てきたように行動療法がその一つである。
 この心身症ではストレスを病因として考えている。それではストレスとは何か?一般的な定義によればストレスとは外部から加えられる歪みであるが、そのストレスの原因は人間関係が多い。
 なぜうまくいかないかと言うと、そのメインは自己主張できない、気持ちをうまく表現できないことにある。そのため治療として自己主張訓練がある。
 ところで摂食障害の治療現場にいると、様々な感情が治療者にも被治療者にも渦巻く。これは重要なサインであるのだが、残念ながら行動療法では取り扱われない。
 やはりそれらの情動は取り扱われるべいだという強い思いが自分の中にあったのだろう、私は精神分析に向かうこととなった。その理論にはいくつもの学派があるが、私の場合はクラインの対象関係論に惹かれた。
 この理論では人が生まれてから親との関係を論じながら、統合失調症、人格障害、神経症の成り立ちが筋道立てて説明されている。そこが優れている点であると思う。
 最近、DSMやICDという診断法が用いられるが、これは症状を羅列しているだけで言葉のサラダのように見える。全く論理性に欠けている。
 ところで、心身症では外に現れた現象から摂食障害と名付けられているが、その根底にあるのは人格障害である。
(註)DCM;アメリカ精神医学会による精神疾患の分類
   ICD;世界保健機関による精神疾患の分類

  • 御意見等ございましたらメールにてお願いします。
[ このページの先頭へ ]