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<マイブログ>Vol.266 第64回精神分析学会(1)
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 日本精神分析学会64回大会は、H30年11月23日から25日まで、京都で開かれた。この時期は紅葉が期待されたが、この夏の暑さが影響して、その色鮮やかさに欠けていた。街路樹の銀杏も黄色の葉が少なかった。一方、観光客の方は相変わらず多かった。特に連休だったこともあった。
 さて、今回の学会のテーマは「精神分析におけるトラウマ」だった。人は誕生後、親やまわりの人との関係の中で主観や主体性を発達させていく。このように互いに主観や主体性を分かち合うことが人間的な生の営みと言える。
 しかし、時にショッキングな出来事があるとトラウマ となって主体性や主観が破綻することがある。この時、この危機的状況から自己を守るために防衛システムが働く。例えば、そのショックな体験を無意識の中に追いやったり(解離)、まわりとの関係を絶ったりする。その結果、人は自由な自己表現を妨げられる。
 こういう不自由な状況のとき、精神分析がそこから脱却するために大きな働きをする。精神分析は互いの主観と主体性を交流させていく(間主観性/相互主体性の関係)営みであるので、人は失った主観や主体性を取り戻すことができる。その結果、人は自己の本来の姿を取り戻し、パーソナリティーの回復を果たす。

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