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<マイブログ>Vol.275 間主観(6)
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 事例Rの父親は大きな会社でバリバリ働き、その後自分の会社を創って大成功した人。そのため「能力がありさえすれば、この世に怖いものはない」と自慢満々になるのは自然なことだった。
 そういう親に何か大事なものがすっぽり抜け落ちているとRはずっと感じていた。そしてカウンセラーから「自分が中学生になって将来のことを両親に話すと、息子が人生に希望を抱くまでに成長したと喜んでくれた。子供の願いに共感し両手を合わせた両親に深く感謝した」という話を聞いて、自分の両親に対する自分の不満の理由がはっきりした。両親には祈りがなく、あるのは何でもできるという傲慢さだった。
 Rが両親に訴えたかったのは「本当の幸福はものがいっぱいあることではない」ということだった。そうRが語ったことをカウンセラーが両親に伝えると、両親の顔色がサッと変わった。
 両親「子供は私どもの気づかないもっと深いところで満たされたいと願っていた」「私たちは『空虚なもの』『一過性のもの』にしがみついていたが、今はその束縛から解放されて清々しい気分です」
 R「僕は悪魔のようなものに取りつかれ、自分の意志とは無関係のものに動かされていた。しかし、正しい方向に向かわせるため大きなエネルギーが自分の中で働いた。それは『真理』に向かう厳しい道のりであるが故に、両親も自分も苦しむことになった」
(※注;伊藤隆二著「間主観カウンセリング」及び「続 人間形成の臨床教育心理学研究」参照)

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