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<マイブログ>Vol.276 間主観(7)
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 Rのカウンセリングは中学3年生まで1年間続いた。R本人と両親その後は次の通り。
 カウンセリングの中でRの体得した「本当の幸福はモノがたくさんあることではない」という考え方が、その後のRの生き方を方向づけた。
 将来は社会的ハンディキャップが生じない社会をつくる仕事をしたいと思うようになり、Rは高校卒業後、都心の福祉関係の大学に進んだ。
 一方、両親も息子の生き方に大きく感化された。特に「僕の家には祈りがない」というRの言葉が両親の心にズシリと響いた。それは心の貧しい守銭奴(しゅせんど:お金に執着する人)ということである。
 そして父親の経営する会社が不況で倒産したのを機に、両親は北海道の僻地に移り住んで農業を始めた。モノや名誉に縛られていた生き方から離れ、粗末な家に住み、泥まみれになって働いた。収入はそれまでの10分の1位だったが、二人は自然の恵みに感謝しつつ生きた。そんな真摯な二人のもとにはその土地の方々も寄り集まって来た。
 その様子は「桃李もの言わざれども下(した)自(おのずか)ら蹊(みち)を成す」という諺にピッタリである。その言葉は中国の古典「史記」の中に出てくるが、「桃の甘い香りに誘われて人が集まって来て、その木の下に自然に道ができる」ということから、「徳のある人の元に自然に人が集まる」という意味の諺になっている。

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